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西宮市御前浜・西宮海岸には、街を津波の被害から守るためにつくりだされた防潮堤が今も形を変えずに残っています。でも今は海岸の前に広がる埋め立て地や沖には津波被害を防ぐための処置が施され、防潮堤の存在意義は街と海岸を分断するもの、虚(真実とは違った)のなかにある安心を感じさせるものになってしまいました。 街の中や家の中には、そういった意味が変化してしまっているのにそのままの形で、尚かつ存在意義を変えずに使われているものがたくさんあると思います。さらに、少し変化するだけで良い方向に存在意義を変えることのできるものが溢れているとも思います。デザインは社会と精通しながら、本当の社会を浮き彫りにする道具だと思います。その基盤にあるのは使い手。だからデザインが自己中心にならず、使い手と作り手、使い手とモノとのコミュニケーションの間にあるスキマにデザインの意味があるのではないかと思います。 #
by ytakehana53
| 2009-09-22 13:31
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