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家族を大切にする意味


この2日、風邪によって仕事を少し放棄しなければならない時間があり、寝ようと思っても眠れない時間に、頭をぼ〜っとさせながら、癌と戦う祖父に付き添う祖母との会話を思い出していました。その会話は自分の物づくりの原点となる哲学を生み出し続けている核となるひとつです。

少し長くなりますが、忘れないために。

「なぜおじいちゃんのために、ここまで時間を割いて、遠い所まで会いに来てくれるの?」という祖母からの質問。

始めは「家族だから当たり前」と答えていました。でも次第に「家族だから」でもできないこと、親しき中にも礼儀ありの距離感は存在するという疑問が生まれました。

でもなぜ祖父のために自分の時間を使うことができるのか。

そこに「家族だから当たり前」という理由ともうひとつ大切な理由が隠れている事に気がつきました。

私たちは生まれてから、食事の仕方や眠り方を無意識に親から学び、物心がつくと勉強や仕付けを教えられてきました。自立しながら社会の中での生き方を学び、今に至ります。

それは「生きていく」ために必要なものだから必然的に学ぼうとするのかもしれません。

しかし死について教えてくれる人はいません。それは死んだことのある人で今を生きている人はいないからです。

祖父はその死と直面し病気と戦っている。それを目にする自分はまるで生まれたての赤ちゃんが始めて食事を覚える瞬間にいるような状況です。

私は祖父から「死」との向き合い方を学んでいるのです。もし私が家族を疎遠にし、大切にしなければ、「死」との向き合い方を知らず、必ず来る「死」を恐れることになるかもしれません。それは赤ちゃんが食事の仕方を教わらないのと同じような状況なのです。

祖父に言いました。「この病気は悲しいことだけど、家族にとって意味のあること」だと。

祖父が今、子どもや孫に体をはって教える最後の教育なのです。それを軽視するわけにはいきません。

「人を大切にする意味」を考える上で重要な哲学です。

また祖父に会いにいきます。














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by ytakehana53 | 2013-12-01 07:54
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